2003年12月14日(日)

ハイ。朗読夜レポいってみましょうか。
まずは遅刻の言い訳から。最近ネット中毒ぎみで体内時計狂ってるんで眠れなかったんですよ。
で、昼に起床してゆっくり食事。余裕で間に合うかと思っていた...が甘かった。(B.G.M.フレイの死)
JR千葉駅到着時間4:30。開演時間じゃん。パルコの場所を教えてもらい全力でダッシュ。意外と遠い。疲れた...中野があるさ...歩こう。
そんな自分の横を走り抜ける人物がいた。この人に付いていけば辿り着ける。そう直感してまた走ることにする。なんとか会場到着。4:37。
そんな訳でして(どんな訳だ)開演前に私の席を探してくださった方々大変申し訳ありませんでした。

法ちゃんのオープニングトークの途中で入場する。案内をしてもらい席に着く。前列2列目の端でかなりいい席。先行予約はオススメです。
会場は満席。いつもながら朗読という比較的渋い催しでこれだけの人数が集まる法ちゃんの動員力に驚かされる。
朗読夜の静かで緊張感がある雰囲気が好きだ。マナーも全体的にいい。人によってはこの図書館のような雰囲気が苦手かもしれませんが(笑)

ではここから本題。記憶違いも多いと思いますがご勘弁を。(『』は法ちゃんのトークのうろ覚えメモ)
法ちゃんの衣装は紺色の襟無しシャツに紺色スカートに柄模様。アジアテイスト?。まあ普段着に近い。
髪型は黒髪のベリーショート。前髪は眉毛の上くらいで耳が出るかんじ。
舞台は簡素でなにもない。本を立てる台と椅子。背景に夜空の星のスクリーンがあるだけ。

「イーハトーヴ童話 注文の多い料理店」より「序」
聞き逃しました。中野にも行くんで是非また今度。

オープニングトーク
途中から。
朗読DVDのお話。『原体剣舞連の詩碑があることを初めて知った』とか。

「小岩井農場 part4」
詩の朗読。とても表情豊か。「コロナ〜」のくだりは高い声で朗読する。これは法ちゃんならではだろう。
自由自在に声を使い分けて生き生きと朗読するのを耳で聞くのと文で読むのとでは印象がまるで違う。

「くらかけ山の雪」
「山の晨明に関する童話風の構想」
短い詩の朗読が続く。賢治の詩は文章で読むと難しいが、法ちゃんの朗読だと感情表現が豊かで伝わるものがある。
賢治の生涯のどの場面でどんな心象で書かれたものか知っておけばより理解は深まるだろう。

「なめとこ山の熊」
『今日のメインディッシュ』『大人のための童話』という紹介トーク。
『わからないところはわからないなりに感じて欲しいと不器用な私は思うのですが。』

童話の朗読では全ての登場人物を演じ分ける。プロの声優さんならではの技だ。
母熊は母親らしく小熊はかわいく高音で。岩手弁の小十郎と荒物屋の旦那など男性役を演じ分ける法ちゃんにひたすら感心。
アニメでは聞くことが出来ない役が聞けるのも朗読の魅力の一つだろう。

『ではのちほど。』『桑グッズあります(笑)』深々とおじぎをして退場。大拍手。

休憩時間にドモエモンさんとBOILERMAN M.T. さんが自分の席まで来てくれる。しばし談笑タイム。
桑サイトの現状やらWeb CLUB-dbの事やら同年代であることやら。ドモエモンさんのお連れの方にもご挨拶。
席をメモした紙をなくした事に気付いて焦る。BOILERMAN M.T.さんが電子手帳に入力した席番号を見せてくれる。
パシフィックブリーズさんの席までみなさんと挨拶をしに行く、黒田信親さんはトイレで不在。あとで席が近いので後ろから肩をたたいて声をかける。
オフで会うこと自体慣れてないのでいろいろ失礼しましたが、同じ桑島ファンと話をできる機会などないのでとても有意義でした。

水仙月の四日
ここでパーカッションの佐藤ただしさんの紹介。ミュージシャンというより伝統芸能の人っぽい。『太鼓の音が胸にズンとくる。』
朗読の効果音的に鳴り物が使われる。見事な腕前である。

イーハトーブの氷霧
岩手軽便鉄道の一月
政治家
雨ニモマケズ
永訣の朝
作品第三一二番
引き続き詩の朗読。朗読夜でもうお馴染みと言える法ちゃんの十八番の「岩手軽便鉄道の一月」が好きだ。
有名な作品でも、岩手弁で原作に忠実な節まわしで朗読できる人は他にそういないだろう。いつか人間国宝になってくれ法ちゃん。

トーク
朗読の合間にコップの飲み物を飲んで喉を潤す。
『深呼吸してください。肩を回したほうがいいかもしれません。』『起きてますか?』などお客さんをリラックスさせようとするトークが多い。
『12月はスペシャルな季節。お誕生日とか。』『去年の今頃も朗読夜があった。』

『今年は暗いニュースが多かった』と言う法ちゃん。
今思うと演目のセレクトもそんな暗い世相を反映させたのかもしれないと思った。
「なめとこ山の熊」や「政治家」に込められた賢治のメッセージを現代に伝えたいのではないかと深読みしてみる。

原体剣舞連ズバババババ!(プログラムの演目の原文そのまま。水木一郎兄貴チックなネーミングですな。)
舞台の前の方に立ってスタンバイ。『椅子をかたずけるのは私でしたね(笑)』
『みなさん思い残すことはないですか?え〜っ』一人ボケツッコミをする法ちゃん。
私の右隣の空席に遅刻者到着。「今来たところだよ。」とつぶやく。

最後は原体剣舞連。『縁起かつぎ、豊作祈願に』『ニューヴァージョンでお送りします。』
マイクで音がデカイ。パーカッションが激しくてカッコイイ!今までより迫力が増していると思う。
原体剣舞連は学園祭で始めて聴いた時の衝撃を今でも忘れることが出来ないがその衝撃を超えたかもしれない。
大拍手。一旦退場。鳴り止まない拍手。戻ってきて最後の挨拶。笑顔で両手バイバイ。最近これが恒例になってきた。可愛いです。

--- 終了 ---

ドモエモンさんがまた席まで来てくれる。お別れのご挨拶をする。またお会いしましょう。
「アンケート書く場所は用意してあります。」という係員さんの指示にしたがって、席が近かった黒田信親さんと一緒に席を立つ。
机は満員だったのでしかたないので、壁で書くことにする。アンケートにはお誕生日のおめでとうメッセージも書いておきました。
桑グッズを買うために並ぶ。プログラムファイルと、桑手ぬぐいと、桑でんでん太鼓を買う。凄い売れゆき。

待っていてもらった黒田信親さんと一緒に帰ることにする。会場を出て少し歩いて振り返って夜景をデジカメでレポ用に撮る。
黒田信親さんとはいろいろお話できました。朗読夜の感想とか。あとやっぱり桑サイトの現状の話になりましたね。
黒田さんの案内でラーメンを食べに行くことにする。そこでも写真をパチリ。黒田さんがえらい若いことが判明する。桑島ファン「第一世代」「第二世代」なんて話題になる。これからは若い世代が法ちゃんを支えていってくれることを期待したい。帰りの総武線ではアニメの話題とかいろいろ、桑島暦長いこととか、ナデシコの話とか、コーラスのCDとか(カラオケ大会の歌はCDに入ってませんでしたね)話題も尽きたとこで爆睡。黒田信親さんとは代々木でお別れする。いろいろお話できて楽しかったです。

電車が人身事故で遅れるがなんとか帰宅する。10:30頃。
ニュースでフセインキャプチュードの報。

これにてレポ終了です。


by M.M.(2003/12/30)



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