2004年1月18日(日)

《》は朗読した作品のタイトル。
「」内は作品からの引用。
『』内は法ちゃんのトークのメモです。(注:記憶違いあり)


左袖からゆっくり歩いて法ちゃん登場。すぐに朗読に入る。
髪型はベリーショート。前回から1ヶ月分伸びたかんじ。衣装は前回の千葉と同じもの。

《Tイーハトーヴ童話 注文の多い料理店」より「序」》
「わけのわからないところもあるでしょうが、そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。」
客席:大拍手

〈オープニングトーク〉
『みなさんこんにちは』客席:「こんにちはー!」
『今来た方もちらほら』(遅刻者がワラワラと席に着く)
『東京は常連さんが多い』『5、6回来てる方は手を上げてください』(客席:自分も含めて手を上げる)
『初めての方手をあげてください』『お〜結構いる』
『初めての方にご説明しますと、20代の私が朗読を始めて、おばあちゃんになったらどうなるかの実験です(笑)』
『岩手出身のアーティストは皆何故か賢治にいきつく』
『それしか有名なのがないからなのか』
『(岩手の)タウン誌のインタビューで若い女性だったけど、賢治?はぁ、そうですか...みたいな』
『県外は熱い!』(地元より県外のほうが賢治に対して熱い)
『(賢治のことが)死ぬほど好きかというと、妙に冷めてる部分がある』
『(賢治の朗読をすることで)寂しい都会に居ながら常に古里を確認したい』

『(朗読の鑑賞について)わからないところはわからないなりに。全てを理解するのは不可能』 




《U小岩井農場 part4》
「(コロナは八十三萬二百……)」

『(小岩井農場の詩の中では)ちょっとマニアックですね』
《V岩手山》
「そらの散乱反射のなかに古ぼけて黒くえぐるもの」

《Wくらかけ山の雪》
「たよりになるのはくらかけつづきの雪ばかり」

《X山の晨明に関する童話風の構想》
「つめたいゼラチンの霧もあるし桃いろに燃える電気菓子もある」




客席:「ゴホンゴホン」
『大丈夫ですか?今のうちに咳きしといてください』客席:「ゴホゴホゴホゴホゴホゴホ(笑)」
『風邪が流行ってます。この会場でもらわないといいですけど』



『(朗読紀行DVD)コロンビアから絶賛発売中です。シーン。』客席:「買いましたよ!」
『知らないでしょ?知ってた?(地元では宣伝されたが)全国ではひっそり』
『去年は岩手で賢治ゆかりの地を春夏秋とロケをした。』
『寒い思い出がいっぱい』『顔出しの役者さんて凄いなと思った。』
『DVDで読むために初めて「山の晨明に関する童話風の構想」について勉強をした』
『そんな涙涙のDVD発売中なんで買ってください。』
客席:「買います!」



《Yなめとこ山の熊》『大人のための童話です』
「熊。おれはてまえを憎くて殺したのでねえんだぞ。おれも商売ならてめえも射たなけぁならねえ。」



『第一部終わりです』
『(桑グッズの宣伝、「水仙月の四日」に出てきた赤い毛布みたいなタオルとか、でんでん太鼓の耳掻きとか、
東京公演から新しいデザインになったバッグとか)』


-- 休憩 --

幕が閉じたままパーカッションを鳴らす響きだけが聞こえる。
幕が開く。舞台左に楽器を配置。太鼓や鳴り物を忙しく操る佐藤さん。

《Z水仙月の四日》
「今日は水仙月の四日だよ。ひゅう、ひゅう、ひゅう、ひゅうひゅう。」

『パーカッションの佐藤唯史(ただし)さんでーす!』客席:大拍手
(参考)「パーカッショニスト佐藤唯史のホームページ」

『どうですか佐藤さん?』佐藤(笛):『ピーヒョロロ』
『難しかったですか?』佐藤(ドラム):『コンコン』
(無口に楽器で返事する佐藤さん。)


 
『2004年ですよね?』
『昨日友達と電話して、12月で28歳になって来年30歳になるって話をした』『そうか、そう言われると早いな』
『残り2年悔いのないように過ごしていきたい』『なんだそれ!?それが新年の抱負?』




《[イーハトーヴの氷霧》
「けさはじつにはじめての凛々しい氷霧だったからみんなはまるめろやなにかまで出して歓迎した」

《\岩手軽便鉄道の一月》
「よう くるみの木 ジュグランダー 鏡を吊し」


《]政治家》『賢治の詩の中では異質』
「あっちもこっちもひとさわぎおこしていっぱい呑みたいやつらばかりだ」

《]T雨ニモマケズ》『有名な詩』
「雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ 」

《]U永訣の朝》『妹のトシへの哀歌』
「けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよみぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)」


《]V作品第三一二番》『聞いた事がないかもしれませんが』
「正しく強く生きるということは みんなが銀河全体を めいめいとして感ずることだ」



椅子から立ち上がり舞台中央へ移動。
『ハイ。咳していいですよ。』
『えーあっという間でした。』『早くないですか?(いつもと時間は変わらないんだけど)構成の妙です。』
『雪積もってなくて良かった』




《]W原体剣舞連》 (ニューヴァージョン)
『凄く躍動感のある命の歌です』
『父が二十歳の時から始めて私も二十歳の時から始めた』
『みなさんにも今年いい事ありますように』

「dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah」



『4月の新番組はまだ言えそうで言えないのでどこかで探して調べてください。』
舞台の右、左、中央を順にお辞儀してお別れの挨拶をする。
最後に恒例の両手BYE-BYE。

客席:大拍手

--- 終了 ---

東京公演は常連が多いということもあってかdbみたいなリラックスした法ちゃんのトークが聞けました。

--- 開演前 ---

4:00頃、無事会場到着。入り口で偶然ドモエモンさんを発見して立ち話をする。
グッチーさんにご挨拶した後に会場内を散策。完売ということで満席。桐生のチケットを会場内で販売していた。
客層は常連客が多いなかに始めての人や若い女性に一般客も少し。変わったとこでは外人さんや着物を着た女性もいました。
最後列に古谷さんがいるのを発見して思わず立ち止まったら、なんと目が合ってしまった。
「古谷さんですか?」「はい。」一瞬固まるがおどおど話しかけた私に丁重にお返事してくれました。
Web CLUB db掲示板の管理はまだ続けていて閉鎖の予定は今のところないそうです。古谷さん大変失礼しました。
db関係者は朗読夜で時々見かけることがある。以前には神山さんや田口君、芳井さんらしき人も。あと青二の塾長も見たことあります。

--- 終演後 ---

グッチーさんから前日お誘いがあった新年会を兼ねた飲み会にドモエモンさんも誘って参加してきました。
挨拶もろくにしてないのでお名前を存知あげない方々含め総勢11名。
ふくろうさんとはテクテク歩く道すがらに桑サイト談義をガッツリできました。
飲み会の席でふくろうさんから乾杯のご挨拶「今年も法ちゃん一筋で〜」一同:「エェ〜!?」(おいおい)
法ちゃんの話題はそこそこにオタク話で盛り上がる面々。
金龍さんが取り出した法ちゃんレアグッズをジャンケンで連勝してゲット。
そんなこんなで静寂感に包まれた朗読夜とはうって変わってにぎやかな飲み会でした。楽しかったッス。

以上、他にもいろいろあったと思いますが、まあこんなかんじですかね。
(by M.M. 2004 1/31)




REPORTに戻る
HOMEに戻るページの先頭に戻る